MENU


齋藤 大輔

フランス・スペイン 研修

トレーナー サッカー

齋藤 大輔

さいとう だいすけ


ーなぜ海外に挑戦したんですか?

 

私は大学卒業後にスポーツトレーナーを目指し、専門学校へ進学し、鍼灸マッサージの資格を取得しました。その後、サッカーやフットサルチームのメディカルトレーナーとして活動をし始めました。
きっかけとなったのは、日本で開催されたFCバルセロナのジュニアサッカーキャンプにトレーナーとして帯同したことです。そこで、スペイン人コーチと一緒に仕事をすることがあり、海外の思考や文化に触れて、今度は自分がトレーナーとして海外で活動してみたいという気持ちになりました。
今回、フランスとスペインという2つの国での海外トレーナー研修のチャンスをいただき、海外で活躍している日本人がいる中で、自分がどうすれば同じように働けるのかを知るために海外研修参加を決めました。

 

 

ー海外でどんなことをされたんですか?

 

フランスでは、リーグアンに所属するパリ・サンジェルマンとスタッド・レンヌというサッカークラブに行きました。パリ・サンジェルマンでは、アカデミーの施設をしました。日本と同じく、高学年になるとオスグットが増え、練習量の調節をしているとのことでした。また、”ストライカーコーチ”というのが存在し、専属でストライカーの育成を行っているそうです。スタッド・レンヌでは、ユースのリハビリとトレーニングを見学させてもらいました。メディカルルームの隣にジムがあり、メディカルトレーナーとフィジカルコーチとの連携がしっかり取れているという印象でした。全体のトレーニングの前に、怪我選手は個別にメニューをこなし、全体ではウォーミングアップとしてコーディネーショントレーニングを取り入れていました。スペインでは、FCバルセロナフットサルの施設見学と、IOSフットサル(フットサルチームのコンサル会社)の代表で元バルサフットサル監督チャビ氏の講義を受けました。
FCバルセロナフットサルもレンヌ同様、メディカルスタッフとフィジカルスタッフの連携が取れており、怪我から復帰した選手がスムーズに合流できる仕組みができていました。トレーニングジムには重りを扱うトレーニング器具は少なく、可動域を広げたり、バランストレーニングなどの機材が多かった印象です。トレーニング前に、コーン、マーカー、なーを使ったコーディネーショントレーニングを取り入れていました。日本ではサッカーから初めて、大人になりフットサルを始めますが、スペインでは子供の時にフットサルを始めて、その後フットサルをそのまま続けるかサッカーに転向するか、という文化があることを知りました。2つの国の2つの競技のトップレベルに触れたことは、日本で経験できない刺激や学びがありました。

 

 

 

ー海外に行って1番感じたことは?

 

当たり前の話ですが、やはり「語学力」は必須です。通訳の方はいましたが、医学用語を訳すのに苦労されている感じでした。語学は大前提で必要ということは改めて認識しました。次に、「人間性」も重要です。これも当たり前で、トップレベルのトレーナーが口を揃えて言いますが、今回研修させていただいたチームのスタッフは全てがプロフェッショナルで、丁寧かつ情熱を持って取り組まれていました。
我々のために時間を作ってくださり、我々のために興味を持ちそうな話題をチョイスし、素晴らしい機会を提供してくれました。最後に感じたのは、「運」です。トップクラブのスタッフになるには、実力だけではなれません。コネクションも含めて実力と言いますが、そのタイミングで声がかかるという「運」がないとなれないということがわかりました。その運を引き寄せるためには、常に現場に居ること、そして目の前の仕事をプロフェッショナルとして継続することだと言っていました。

 

 

 

ー海外経験で良かったことはなんですか?

 

まず、世界のトップクラブ、トップレベルを知ることができたことです。トップを知ることができたということは、目指すべき指標が明確になったということです。そして、日本の良さを改めて感じることができました。日本人の気遣い、丁寧さ、器用さと言うのは世界でもトップレベルであり、日本人が海外で通用するスキルであると感じました。これらの経験が、今後これから自分がすべきことが明確に見えました。日本はまだまだメディカルとフィジカルの間に壁があり、連携が取れていない、そこまで手が掛けられないというのが現状です。これらを解決し、海外のトップクラブ同様、メディカルとフィジカルの融合ができた時、日本のスポーツはさらにレベルアップできると確信しています。

 

 

 

ーこれから海外経験を考えている人たちに向けて、アドバイスを教えて下さい。

 

語学は当たり前に身につけましょう。最低限、英語で日常会話ができる程度はあると困らないと思います。何事も、大人数よりかは、なるべく一人で行動し、チャレンジして、失敗することが経験になります。海外挑戦の前に、「なぜチャレンジしに行くのか?」という目的、そしてそのための目標を明確にしておくと、事前に何を準備して、どんな情報を入れておくかがはっきりします。事前の準備はとても大切です。そして、海外に行っても、帰って来ても、今やっていること、大切なことは継続すべきです。
継続こそが「運」を引き寄せます。自身でこれだと思った物は、極めるまで継続してみてください。
きっとビッグチャンスが目の前に現れます。

 

 

 

・プロフィール

齋藤 大輔1986年7月14日生。フリーランストレーナー。
鍼灸按摩マッサージ指圧師の資格を持ち、治療家としての顔を持ちながらもパーソナルトレーナーとしても活動。株式会社ウィンゲートではランニング事業部を運営し、低酸素トレーニングやランナーのためのパーソナルトレーニングのサービスを開発。2015年12月に海外研修に参加し、フィジカルとメディカルの融合を日本でも実現したいと思い、2017年にWorld Player Project 東京アドバイザーに就任。


ジャパンスポーツハブは
スポーツに関する情報・人脈・チャンスを
あなたに繋げます。

スポーツの若い人達を応援したいけど、どこに寄付したらいいのか、
凄い若い子はどんな人がいるのか?どこにいったら会えるのか?
様々なスポーツの情報・人脈・チャンスなどを提供しているコンテンツです。

ウェブバナー みんなの輝き、つなげていこう。 Unity in Diversity 東京2020組織委員会