海外経歴
イタリア栄養士研修
ーなぜ海外に挑戦したんですか?
日本人選手が海外でも同じコンディションで試合に臨めるよう、「食」を通じてサポートを行うために必要なことは何なのかを知るため。また、海外との違いを学び日本人の強みを活かしたサポートを行うため。

ー海外でどんなことをされたんですか?
セリエAでの栄養管理法を学んだり、イタリアで有名なリハビリ施設の見学や、ASローマの練習見学、SSラツィオの栄養士やプロチームのトレーナーの講義を受けました。また、選手への食事提供や、スーパー市場調査、町の人に突撃インタビュー等を行いました。どうすれば、日本でなじみのある食事を海外でも簡単にそろえられるのかに着目し研修を過ごしました。
ー海外に行って1番感じたことは?
圧倒的スピード感。常日頃から優先順位をつけて、チャンスがやってきたときにとっさに判断し行動する力が必要と感じました。また、目の前のことにとらわれず、長い視点で物事を捉え、行動する必要性や、帰国した後どう活かすかに着眼点を置く必要性を感じました。
ー海外経験で良かったことはなんですか?
多くの選手や保護者、スタッフの方々と出会うことができ、日本にいるだけでは知ることのできない選手の熱い想いや行動力、海外で活躍する日本人の実情を目の当たりにしました。この経験は今の自分の大きな原動力となっています。
ーこれから海外経験を考えている人たちに向けて、アドバイスを教えて下さい。
「感動」という言葉通り、多くの体験をし「感じる」ことで大きな「行動」につながると思います。自分に足りないもの、夢を叶えるために必要なこと、選手を勝たせるために必要なこと・・・すべては現地に赴き感じたからこそ心に響き、今大きな力を生み出していると思います。皆さんもぜひ心に響く多くの経験をしてきてください!
喜多みのり (キタ ミノリ)
管理栄養士
スポーツ栄養コンディショニングアドバイザー
イタリア栄養士研修参加