海外経歴
2017年3月末アメリカ研修
ーなぜ海外に挑戦したんですか?
今回私がアメリカのコロラド・ロッキーズで研修に参加させていただいたのは、一番野球の栄えている国へ行って、実際にその舞台で活躍されている日本人トレーナーさんにお会いし、現地での生の声を聞きたいと思ったからです。私はスポーツで世界中に笑顔を創るを理念に掲げ、将来はスポーツで世界中に笑顔が広がればいいなと考えています。その手段としまして、私は自分が幼い頃から続けてきた野球を通して、世界中に笑顔を創りたいと考えています。そこで、今回のアメリカ研修で自分が今後トレーナー活動をするにあたって意識して取り組む部分であったり、日本とアメリカとの違いなどを自分の肌で感じたいと思い今回の研修に参加させていただきました。

ー海外でどんなことをされたんですか?
アメリカでは主にスポーツ施設の見学をしました。特に私はロッキーズのホームグラウンドであるクアーズ・フィールドとUSオリンピックトレーニングセンター、レッドロックの3つが印象に残っています。クアーズ・フィールドでは日本人トレーナーの仲谷さんに球場内を案内していただき、ロッキーズの選手が普段どのような1日を送っているのか、メジャーの選手は日本人トレーナーに対してどのようなことを求めているのかなど、日本では絶対に感じることのできない貴重な時間を過ごさせていただきました。USオリンピックトレーニングセンターでは、選手のトレーニング施設や寮の見学をし、選手が実際に普段食べている食事もいただくことごできました。また2020年の東京五輪の出場候補選手の1日を知ることができたり、体操選手の練習風景も見ることができました。さらに日本とは違った選手育成の考え方を知り、将来有望な選手をジュニアのときから育てるなど日本ではなかなかできない選手育成の考え方も学ぶことができました。レッドロックでは一般の方々が日曜日の早朝に家族みんなでランニングやヨガを行っていました。ここでも日本との文化の違いを学び、アメリカでは日本にはない運動を通してのコミュニケーションも生まれていると感じました。
ー海外に行って1番感じたことは?
アメリカに行って私が一番感じたことは、現地の最新の情報は現地に行ってみないとわからないということです。私は今回の研修に行くにあたり、日本での情報収集や過去にアメリカに行った先輩方の話などをお聞きしていたのですが、実際に現地に行ってみると、日本にいた自分のアメリカ人のイメージやメジャーリーグに対する観客の意識、アメリカでのスポーツの需要などアメリカに行く前の自分の情報量の少なさに驚かされることばかりでした。スポーツやメジャーリーグのこと以外にも、アメリカの方々の優しさや親切な部分をたくさん知ることができ、日本に帰ってきてアメリカに対する思いがより強くなりました。
ー海外経験で良かったことはなんですか?
私がアメリカに行ってよかったと思うことは、実際に現地で活動されているトレーナーさんのお話を聞くことができたことと、日本以外の文化や考え方に触れることができたことです。将来自分が目指す場所で実際に活動されている人にお話を聞くことは非常に大事なことだと私は考えています。将来アメリカでトレーナー活動をするために今必要な知識や技術、日本での行動なども教えていただき、アメリカに行かないと聞けないお話を聞くことができてよかったと感じました。また、アメリカには様々な人種の方がいて、日本という一つの文化や考え方だけにとらわれず様々な方向から目を向けることの大切さも学ぶことができました。
ーこれから海外経験を考えている人たちに向けて、アドバイスを教えて下さい。
が今回のアメリカ研修に参加できたのは普段からの積み重ねによる信頼や常に目を見張って目の前のチャンスに敏感に反応してきたからだと思っています。私も1年前までは将来のこともあまり考えていなかったですし、信頼や行動という言葉すら日常的に意識することはなかったのですが、この二つを日常的に意識するだけで自然と道が開けてくると思います。また、チャンスが目の前に落ちていたら瞬時に反応することも大事になってくると思います。この三点を日常的に意識することで自分の目指すものに近づくと思います。私も毎日少しずつ頑張りますので、みなさんも一緒に頑張りましょう。
平田和也(ヒラタ カズヤ)
大阪体育大学2年 体育学部 健康・スポーツマネジメント学科所属
コロラド・ロッキーズ研修参加