海外経歴
オーストリア SVホルンインターン
スペイン
ーなぜ海外に挑戦したんですか?
僕が挑戦した理由は日本とスペインの育成の仕方やトップクラブのカンテラの実態を知るためです。僕の将来の目標は(日本のゴールキーパーが海外に挑戦できるGKアカデミー)を創るということです。なぜ僕がこれを創りたいかというと自身も経験したことなのですが所属チームにGKを専門とするコーチがいなかったことでプレーするためのスキルを身に着けることができずサッカーが楽しいと思えることが少なかったからです。そんな思いをする子供たちにサッカー先進国の指導方法を学び未来の日本代表になってくれたらうれしいと思いこの目標にしました。このような思いから世界トップクラスのチームの育成環境を体感しないと始まらないと思いまず自分が挑戦することを決めました。
ー海外でどんなことをされたんですか?
様々な育成機関(カンテラ)を見てきてたくさんの学ぶことができました。
その中でも印象的だったのはカンテラのサポート体制の充実度です。アトレティコマドリードでは各チーム(25名ほど)に対して5人のコーチ(トレーナーとアナリストを含めた)が対応することでした。実際に育成機関を持った時の目指すべき基準を知ることができたのは本当に大きな発見でした。また子供たちがサッカーに集中できる環境を創るためにプライベートの問題も面倒を見てくれるような体制が構築されているなど、日本で知ることはできない情報も知ることができたので大きな経験になりました。
ー海外に行って1番感じたことは?
自分から学びにいけばいくほど新しい学びを得れる。
日本だと講義中に質問をすることはあまり良くはないと思っていると思いますが自分からチャンスをつかみに行くとその人の質問に寄せた話をしてくれたることがあります。来るもの拒まづな雰囲気なので周りなど気にせず積極的に質問することがより良い経験ができると思いました。
ー海外経験で良かったことはなんですか?
日本の環境を比べながら俯瞰して観れたことです。
スペインの良いところが顕著に表れるところも多いですが逆にここは日本のほうがしっかりしている部分もはっきりすると思います。また自分の目標を別の角度から見ることができアップデートにもつながることもできました。
ーこれから海外経験を考えている人たちに向けて、アドバイスを教えて下さい。
なにを学び取りに行くか明確に決めることだと思います。
海外に挑戦するということは何かしらの目標を持って臨むと思っています。その目標を達成するために得たいものは何なのか?を考えるのと同時にその必要な情報を得た時にそれを日本でどのように使うのかをはっきりさせることで(この資産は自分の目標につながっている!)と認識して現地での行動に迷うことが無くなると思います。実際に得たいものが決まっているおかげで僕自身たくさんの経験をすることができました。
・プロフィール
初見海人 はつみ かいと
尚美学園大学 サッカー 指導者GKコーチ
2017年 4月 SVホルンインターン
※ACミランの10番 本田圭佑 のマネジメント事務所である「HONDA ESTILO株式会社」が経営に参入し、日本人現役選手が買収し、実質的にオーナーとなった初めての欧州プロチーム
2017年 8月 ジェフユナイテッド千葉 エリートプログラム GKコーチ
2017年 9月 スペイン研修 アトレティコマドリード ヘタフェ