海外経歴
2017年 3月末 イタリア研修
ーなぜ海外に挑戦したんですか?
サッカーを始めスポーツ界では近年、日本人選手が海外に挑戦していく例が増えてきている一方、サポートする側が世界を知らないという話がでていますよね。学生のうちに世界を知っていることはトレーナーとしても一つの武器になりますし、世界で活躍する為には何が必要なのかを明確にして周りにも伝えていきたい思いがありました。

ー海外でどんなことをされたんですか?
トレーニング、治療、リハビリを複合した施設の見学やASローマジュニアユースの練習見学、SSラツィオの栄養士の方やサッカーやバスケットボールをはじめ数多くのプロ選手のトレーニングされているトレーナーの方の話などを聞かせていただきました。そのトレーナーの方から若い時から本当に選手にとって効果のあるトレーニングは何かということを追求して、そこを評価されたというお話を聞いて私たちもそういった姿勢は非常に大事で、大いに学ばせて頂きました。
ー海外に行って1番感じたことは?
1番は準備の大切さです。語学ができれば解決する部分は大きいと思いますが、基本的にそこはみな壁になる所なので抜きにして考えています。海外にいる短い時間で自分の得たい情報を得る、最大限に活かす、その為にどのような計画で何を用意していくのか。実際、行ってみるとスケジュールの変更や予想していなかったチャンスが訪れる可能性もあるので準備しすぎるぐらいがベストですね。
ー海外経験で良かったことはなんですか?
トップレベルに触れられることはもちろんですが、現地でアテンドして下さった方との繋がりも貴重なものだと感じました。日本ではなかなか会えない方であり、実際に現地のことを日本人の目線から学べることも多くありました。
ーこれから海外経験を考えている人たちに向けて、アドバイスを教えて下さい。
普段から主体性を意識していくべきだと考えます。自分が何を目指してどんな人になりたいのか。その上で今何をするべきなのか。それを考えた上で行動していくこと。それを普段から意識することで、海外に挑戦した時にも充実した時間を過ごせるかと思います。
藤井啓介 (フジイ ケイスケ)
宝塚医療大学
柔道整復学科4年
2017年 3月下旬 イタリアトレーナー研修参加