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イベント・交流会

井手航輔選手と品田彩来選手の対談レポート


 

CDレガネスの井手航輔選手とRCDエスパニョールの品田彩来選手の対談イベントレポート

 

スペイン1部リーグ、ラ・リーガのCDレガネスに所属している井手ウィリアム航輔選手とスペイン女子サッカー1部リーグのRCDエスパニョールの品田彩来選手によるスペシャル対談の開催しました。

CDレガネスは、スペイン・マドリード州レガネスに本拠地を置くクラブ。現在13位に位置しています。
RCDエスパニョールはスペイン・カタルーニャ州バルセロナ県に本拠地を置くクラブ。過去男子チームには、中村俊輔選手や西澤明訓選手が所属。

 

プロフィール

井手ウィリアム航輔
1998年2月13日アメリカ合衆国のカリフォルニア州アーバイン出身。2011年から2015年までメジャーリーグサッカーのロサンゼルス・ギャラクシーのアカデミーに所属。U-18チームでプレー経験がある。レギオナルリーガ(ドイツ4部リーグ)のアレマニア・アーヘンU-23に所属、リーガ・エスパニョーラのCDレガネスに加入。契約期間は2019-20シーズン終了時。日本語と英語だけでなくスペイン語とドイツ語を話すことができる。Ascenders株式会社とパートナー契約を締結。

 

品田 彩来
1992年9月15日 東京都出身。中学校時代に日テレメニーナ所属。岡山県作陽高校サッカー部を卒業後、アメリカ・ケンタッキー州の強豪リンジー・ウィルソン・カレッジ(Lindsey Wilson College)へ入学。2012年アメリカ大学リーグNAIAでチームの絶対的主力として2年次、4年次に全米選手権を2度制覇に導き、大会最優秀オフェンシブプレーヤー賞を受賞。2015年スウェーデン2部リーグのクングスバッカDFFと契約。2016年フィンランドリーグ1部の強豪オーランド・ユナイテッドへ移籍。自身初となるプロ契約を結び、23試合出場2得点3アシスト。同チームとの契約終了後なでしこチャレンジリーグNGUラブリッジ名古屋に2017年4月まで参加。6月にスペインリーグ1部RCDエスパニョールとの契約。

 

 

現役サッカー選手が教える「海外でプロ契約を勝ち取る選手とアマチュア選手の違い」

 

井手選手はアメリカで生まれ育ち、ドイツ4部からスペイン1部へとステップアップを掴みとりました。品田選手も日本からアメリカの大学へ進学しスウェーデン・フィンランド→スペイン1部へと渡りました。2人の経歴についてやアメリカのサッカー、スペインのサッカー、海外でプレーすることについてなど、貴重なお話を対談にて話してもらいました。

 

 

トークテーマ‬セッションテーマ

  • ‪『アメリカのサッカーについて』‬
  • 『海外サッカー選手になるためには?』‬
  • 『それぞれの国のライフスタイル』‬
  • 『アクションを起こす大切さについて』‬‪

 

スペイン1部リーグのクラブと契約した男女サッカー選手がいかにして海外クラブと契約したのか?‬留学や海外挑戦での生の情報、2人の共通点であるアメリカでのサッカー経験、海外のプロ契約についてなど、複数の国でプレーした2人に生活や語学について、リアルな話‬をお聞きしました。‪🇺🇸🇩🇪🇸🇪🇫🇮🇪🇸⚽️

 

『アメリカのサッカーについて』‬

 

  • アメリカのユース世代の競技人口は4大スポーツよりもサッカーが1番多い。
  • アメリカのサッカー環境は日本、ヨーロッパよりも優れていると思う。
  • 自由に使えるサッカーコートが多くあって、ヨーロッパはクラブが施設を持ってるけど練習以外は閉めちゃうことが多い。
  • 個別レッスンも盛んで、選手が指導している。チーム以外でも指導を受けれる。
  • アメリカのサッカーはヨーロッパの国々のサッカーを取り入れようとして、サッカーを学ぶ上でも非常に良い。

 

『海外サッカー選手になるためには?』

 

  • アメリカの場合、留学制度を使う。短大(コミュニティカレッジ)で奨学金で2年に通ってから4年生の大学に編入するのがオススメ。
  • 日本で有名な実績でも海外では評価されない。海外の5部以下で先ずは実績を上げて、向こうの人が分かる実績がないと無理。
  • 4部以上にいきたいなら日本代表じゃないと厳しい。Jリーグや日本のサッカー経歴はヨーロッパでは通用しない。LAギャラクシーのユースという経歴も使えなかった。
  • どれだけ上手いかよりも、そのクラブのどのポジションに困っているか、そこに自分がフィットするなら、そこを切り取った自分のプレー動画を用意しとくと良い。同じポジションが埋まってると入れない。
  • ビザの問題が一番大変。学生は留学ビザ、それ以外はワーホリでくるのが多い。

 

 

 

 

『それぞれの国のライフスタイル』‬

 

  • 女子は寮で数人で生活して、自分たちで食事を作ったりするので、選手の地元の国の料理が食べれたりする。
  • 量の人たちとだいたい一緒に生活するが移籍があればいなくなるし、新しい人が入れ替わる。
  • ドイツでは日本料理店やカフェで働きながら、選手をやることも多い。そこで契約社員になって、ビザを出してくれることもある。
  • スペインは(日本人と比較すると)全然仕事しない。

 

 

『アクションを起こす大切さについて』‬‪

 

  • とりあえず行動を起こして、その中でいろんなチャンスを掴んだり紹介してもらうことが大事。待ってても情報やチャンスは来ない。最初から望みすぎない。
  • 結果(契約が決まったら)で報酬が発生するのが普通で、日本のエージェント会社の中には、トライアウトやクラブに紹介するだけでお金を取るところもあるから注意した方がいい。
  • 日本の代理人、エージェント会社はそんなにコネはないから期待しすぎるのは良くない。
  • 現地で繋がるのが大事。いきなりチャンスを狙うのではなく、海外にいって現地で自分のビジョンを語って動いて、チームを紹介してもらうように自ら動く。代理人に頼りすぎない。

 

終始アットホームな会となりましたが、オフレコの話も交えながら、濃密な時間を過ごしました。

井手選手、品田選手ありがとうございました。

 


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