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JSHインタビューvol.5 安彦考真 | 一般社団法人JapanSportsHub(ジャパンスポーツハブ)

 

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インタビュー

JSHインタビューvol.5 安彦考真


40歳でJリーガーを目指す安彦考真氏にお話をお聞きしました。

 

今回のテーマはアスリートの「キャリア」について話しを聞きにいったのですが、いきなり安彦氏のほうから質問を受けました。

 

 

 

 

 

キャリア"個の時代"にアスリートはどう生きるか。

 

 

安彦「橋本くんの考える今後のセカンドキャリアはどうすればいいと思うか教えて?」

 

 

 

橋本「一つはよきパートナーに出会えるか否かですね。あとはもっと成功例を増やさないといけない、そして再現性と環境があって、それらを選手に伝えることかなと。アカデミーやアパレル、飲食店やる人多いけど、今の時代に『なぜ?』としか思えない。本気でやりたいことならまだしも、先輩(もしくは身近の人)がやってるから、なんとなく、って理由がほとんど。選手には申し訳ないけど、考えや意見聞くと、たまに、何故その考え?今時、だれがそんなアドバイスするんだろう?って正直思っちゃいます。」

 

 

 

 

身近な大人の意見を鵜呑みにするな!

 

 

 

安彦 「周囲の情報や意見の本質を捉えず、表面だけマネしちゃうんだよね。『あの人あれやってるからかっこいいみたいな』」

 

 

 

橋本「大手に就職したことが素晴らしいみたいな見せ方もよくないですよね。いきなり大きな企業に就職しても意味がない。上下関係のないベンチャーとかに入って2.3年は学んだほうがいい。アスリートのプライドや性格もあるし、ピラミッド的な上下関係ではなく、横の関係になれるようなベンチャーで社会スキル鍛えたほうがいいと思います。真面目でサラリーマン向きかはその人のタイプによりますけど全員がそうじゃないし、僕の周りにはそうじゃない人のが多い。」

 

 

 

安彦 「日本はサラリーマン教育。上の世代の頃はそれでもよかったけど今はもう違う。それじゃだめなんだよ。」

 

 

 

橋本「アスリートは今が稼げているのに、そして将来的にそれが続かないことがわかっているのに何もしない、いやできない。それは日本自体が貯金文化なのもある。毎月30万の権利と現金2000万だったらどっちがいい?って言われて2000万って答える人が多いみたいな。月30万利益のでるマンション2000万で買える?無理でしょ。税金かかるしって単純にそういった教育を先ずしたい。僕も貯金まったくしないですし。笑」

 

 

 

安彦 「そうそう、貯金してどうする?投資しないと!」

 

 

橋本の話が長いので(中略)します。

 

 

 

 

 

 

Jリーガーになるまで

 

 

安彦「40歳でJリーガーを目指しているのは唯一でも、40歳でJリーガーになったら、それはすでにいるし、俊輔(中村俊輔:ジュビロ磐田)や中澤(中澤佑二:横浜Fマリノス)らに勝てない。なるまでは唯一で、なったら、また考えないといけない。そうやって常に考えていかないといけない。」

 

 

 

橋本「なるほど、確かに目指している時は唯一、なったら唯一じゃなくなるっていのうは逆に面白いですね」

 

 

 

安彦 「そのために今の時代は"個"を売り出す力がないと。 それが目の前にいるファンを”可視化”するってこと。 自分を応援してくれる人が何人いるのかがリアルに見えるようにならないといけない。 "個"を売り出すことをしないと自分にファンがどれくらいいるのかわからなくなる。」

 

 

 

橋本「見にきているお客さん全員がその選手を人として応援しているわけではなく、そのクラブにいるから、応援している人と同じチームだから、でもその識別はできないから勘違いしますね。」

 

 

 

安彦 「そう、勘違いするんだよ。だからこそ可視化して、自分がどれだけ応援されてるか、それに見合う対価をもらっているかがわかるようにしなきゃいけない。選手もファンも。」

 

 

 

橋本「選手もファンもっていうのは大事ですね。観客席に人が何万人もいたら勘違いして調子に乗っちゃいますよね。でも所属しているその肩書きがなくなっても、どれだけの人が興味をもちつづけてくれるか大事ですよね。今はSNSの普及でフォロワーとかである程度わかるようになってますよね。」

 

 

 

 

 

安彦氏が考えるデュアルキャリア

 

ここでは人生や生涯のひとつの軸をキャリアと捉え、そこにアスリートとしてのキャリアというもうひとつの軸を加えた"二重性"を示す概念

 

 

 

安彦 「選手にはパラレルキャリア、デュアルキャリアが必要なんだよ。俺は"好きなこと"ではなく、"得意なこと"を仕事にするべきだと思ってる。そうすれば、じゃあ全員がサッカーだけやっていくって思考にはならない。」

 

 

 

橋本「でも最も得意なトップほどいろんなことやってたりしますからね」

 

 

 

安彦 「そうなんだよね、そもそもアスリートじゃない人生のが長いんだから。好きな事するキャリア、得意なことをするキャリア、両方が一致する人こそ稀だし、天職だしそれはそれでいい。でも違うって気づいたら選手じゃないキャリアを考えていく。現役生活中に考えられなきゃいけないし、教育の段階から教えていかないといけない」

 

 

 

橋本「選手は大きな怪我とかなければ、ある程度いつまでやれるかを読みやすいわけで、逆算して今からなにをしていかなきゃいけないか考えて、もし仮にそうでなくて、いつ切られるかわからないレベルなら尚更考えるべきですよね。」

 

 

 

 

今回のインタビューのなかで安彦さんのキャリアへの考え方は"まっすぐ"だという印象を受けました。

ュアルキャリアにしても一人の人間として、好きなサッカー選手として考えの意志をもっていました。キャリアの考え方に正解はなく、それこそ考え続けていかなければいけない。安彦さんからはインタビューのなかで考え続ける意志を感じました。

 

 

3時間もお話しをしてくださった安彦さんに感謝致します。

 

 

JSHは安彦さんの挑戦を引き続き応援します。

 

 

※上記はインタビュー中の話を簡潔にまとめたものです。

 

 

 

 

安彦考真(あびこ たかまさ)

1978年2月1日神奈川県生まれ
神奈川県の高校卒業後にプロを目指しブラジルにサッカー留学しグレミオ・マリンガでプレー。その後、グレミオなどのコーチを経て2003年Jリーグ大宮アルディージャの通訳を務めていた。40歳でJリーガーを目指す。FOOT×BRAINに出演。


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