2017年7月28日〜31日に第35回少年軟式野球世界大会が開催されました。主催は公益財団法人少年軟式野球国際交流協会。海外から8チーム、日本から前日の全国大会の参加チームを含めて12チームが参加するというグローバルな大会です。
海外出場国
・ブラジル
・ペルー
・アルゼンチン
・シンガポール
・オーストラリア
・フィリピン
・台湾
・韓国
真夏の炎天下の中、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックへ実際に行ってきた福田雄基さん(26歳)が世界から日本に来た野球チームに野球ボールを1700個を贈呈した。
「野球を思いきり楽しんでもらいたい」と語る福田さん。ブラジルで開催されたリオオリンピックを経験し、目の前で貧しい子供の生活を目の当たりにしたことが福田さんの原点だという。現在は、スポーツ事業の会社を立ち上げ経営しており、10代20代の若者では珍しくリオオリンピックというスポーツの祭典を生で経験した1人だ。
リオオリンピックへ行った際に世界の現実を目の当たりにして、何か自分にできることはないかと思い立ち、リオオリンピックから半年後も再びブラジルの地を訪れ 、運動着や野球グローブ、バスケットボールシューズなどを届けながらスポーツの楽しさを伝えている。
そして、2016リオオリンピックから約1年後。
Sports For Tomorrowへプロジェクトを登録し、ブラジルから野球をしにきた少年達を中心に、自国では野球をする環境があまり整っていない国へ野球ボール1700個を大会終了後に贈呈した。
ブラジル
ペルー
シンガポール
アルゼンチン
自国では野球がメジャーではないため道具売っていなく揃えるのも精一杯な国。ネットで買うと途中でなぜかなくなっていて商品が届かないと訴える国もあった。また、少年野球チームが1つしかない国は競争心がなくなっていたり、指導者が不足していて野球を広めることも難しいというのがどうやら世界の現状のようだ。
大会結果は、日本チームの優勝。
閉会式後の各国の余興では伝統的なダンスや歌が披露されました。
「言葉を喋れなくても想いがあれば心で会話できる」と語る福田さん。世界に一歩踏み出すこというは勇気がいることですが、世界の野球少年少女達は大きな感動を皆にもたらしました。純粋で素直な彼らから学べることは多くありそうです。
そして、リオオリンピックへ行ったからこそ2020東京オリンピックへ向けて活動されている福田さんにも今後も注目です。
~Rio to Tokyo~
JSH理事: 田中
撮影:伊藤 正剛